ナイトマーケットで屋台ごはん

 マーケット案内ってどう?というメールをいただきました。ご飯みせて、と言うメールもいただきました。これをいっぺんにお伝えする方法は!ということでまずはナイトマーケットで屋台ごはん、です。

ナイトマーケットはトンレサップ沿い、ワットプノンに近いあたりで金曜日から日曜日まで、週末の夜に5時くらいから12時くらいまでか?開催になる市場です。入り口から入ると両側にテントが並び、いっこいっこがそれぞれの店主の店になっています。ナイトマーケットの出店はみやげ物やはあまり多くないですが、いくらか、それから絵描きとか、造花売りとか枕売りがコンスタントにいます。あとは若者向けの衣料品(大概、むおいむん(10000R)の札がかかってる)、貴金属、化粧品、CDの類など。観光客がすくないことが土産物屋の少ない理由かと思いますが、ツアコンの友人に聞いたところ、これまで開催が安定していなくてツアーに組めなかった=観光客が少ない、と言うことだったようです(注1)。

お店はともかくですが、奥の広場にござがたくさん広げてあります。その周りを囲むように軽食屋台がずらーり!(注2)飲食スペースです。見てるだけでうまそうだし、すでに食べている人たちのものがまたうまそうに見えること。屋台で食べたいものを注文して、揚げ物であればネタが並んでいるのでそれをざるにとって、おねえさんに渡すとその場で揚げて(揚げなおして)くれる。注文したものを持ってゴザに座り込み、食べる、という具合です。
揚げ物、焼き物メインなのでカロリーは高いが、アジノモト!(注3)の呪いから解放はされる、というのも良いですね。日本人とバレるだけで汁物、炒め物に入る旨味調味料が倍増される国。こちらの人、普段ご飯にはそんなにいれないのにね、日本人はそれが大好きだと思われてますよ。功罪だなぁ。

揚げ物の具材は大体練り物、魚のすり身で作ったいろいろです。エビやイカや野菜を芯にして、練り物で固めたものや、かにかま、えびかま、すり身の団子をくしに刺したもの、ほかにはウインナーやワンタン。そのまま食べれるものでは生春巻き、おばさんにお願いして作ってもらう青パパイヤサラダ(大好物)、ポンティアコーンなど。焼き物は鳥肉の串焼き、豚の耳、牛肉の串焼き、もうもう煙をあげる炭火で、焼いてるときからにおいがすばらしくよい。食べたい、ああ、食べたいよ!今!と言うことで週末にはナイトマーケットに行こう。

さて、ナイトマーケットの食事スペース、最大の難点はお酒売ってないことです。カンボジアでは結構みんな食事とお酒は分けていて、どれもこれもビールに最適!とおもうのに軽食屋台には、ビールは置いてないのです。ナイトマーケットでビール飲みたいときは近くの店に買いに走るんです。私は走る。

注1 うん、あんまりマーケットの方の紹介になってないので追記。ナイトマーケットの入り口には写真をさらされている人がいます。みんな品物をなんか持ってる。ヘルメット・・・?なんだいこれは、と聞いてみると、スリでした。スリは捕まるととったものと一緒に写真とってさらされるそうです。すられないように注意。するのもだめよ。写真撮られるよ(いや、それですまない)。プサー(マーケット、市場)は市内に大小色々なので、また、おいおい紹介したいと思います。

注2 ちなみにナイトマーケットにあるこの手の屋台は街中にもあって、もちろんそこではいつでも食べられます。ロイヤルパレスからナーガに向かう道沿い、ペンシルスーパーの向かいあたりとかたっぷりある。というか、あれですね、ご飯見せて、と言われたのは日本からで、プノンペンの人はもともとこの手の情報はいうまでもなく知っているし、日本の方には地名が伝わらないな、と言うことにいまさら気がつく。プノンペンに来たら一緒に食べましょう。

注3 他のアジアの例に洩れずこの国もうま味調味料は多用。たまに「つかってません」を売りにする店もあります。昔は日本人とわかると、道端から突然「アジノモト!」と叫ばれる、という事が結構あった。