カンボジア人と日本人

ラボでのカンボジア人とのふれあいをアトランダムに何点か。

蚊に刺されないためには二酸化炭素の排出量を減らすとよい、そのためにはゆっくり行動するといい(息が上がらないように)というアドバイスを頂き、いつもがちゃがちゃと動いている私がラボでそろーりそろーり動いていたら、カンボジア人に変な目で見られ、どうしたの・・・?と言われました。むおー!日本人の努力を奇異な目で見るな!

夜ベランダで涼んでいるといろんなバイク屋台が下の道を通る。時々、テープを回しながらおんなじ音を繰り返しているやつがいます。日本で言うと「とーふー」みたいなことでしょうか。で、わたしのお気に入りが、「ぽーんもあなん、〜〜〜 ちごいちがに」です。鶏のやきたまご、殻付きの、見た目はゆで卵が、茹でるんでなくて焼いてある状態(注1)。「とりのやきたまご〜〜〜におい、おいしいよー」という案内ですが、これが好きで、ラボで歌っていたらカンボジア人に大爆笑された。

移動にはモトドッブ(バイクタクシー)を使います。それだけでなく市場などではバイクの中を抜けて歩くことも多いです。マフラーやエンジンの部分に触ったら熱いです。やけどします。当たり前です。こっちに来てすぐ右足を火傷したのですが、先日、再度左足を火傷しました。跡が残っても、もう切ない歳でもないのでいいんだけど(若い女子は気をつけてね)、それを知ったカンボジア人に、「君は成長のない人だ」といわれました。うう、わかっているんだけど!そのやりとりを日本人の友達に言ったら、カンボジア人にそんなことを言われる日本人をはじめて見た、といわれました。ああ、わかっているんだけど!←やっぱり成長ない

 カンボジア人とのふれあいを何点か書くつもりで、カンボジア人に、日本人変なやつ、という意識しか植え付けて居ないことに気がついた。これは、仕事できるやつ、と思われるようにがんばらねば。

というわけで手始めに、壊れてしまってここ1年くらい動いていない、という日本製の某社のプリンターを修理。壊れて動かないというのに1年捨てられていないのが日本製品に対する絶対的な信頼か。ん、これはそもそも壊れてないぞ。エラーメッセージを解読し対策をとる。当然古いので部品の交換なんかできるわけない。別の方法をとったって動けばいいんさ!半日仕事だったけど直して、プリンターもコピーも昔どおり動き出したら、小躍りして喜んでくれた。
ありがと!と日本語で言うカンボジア人に、おっあいてー!(どういたしまして)とクメール語で答える日本人。よほど嬉しかったのか、日本での自分の思い出をいろいろ引っ張り出してきて、日本のご飯作ったんだよ!(注2)とか琵琶湖みたよ!とか私に説明をする同僚。わかった、わかったから、仕事に戻ろう。仕事山積みだってば(注3)。Japanese engineerとしての面目がたったぞー。

注1 画像はやきたまご、屋台の音を鳴らしながら走るやつは卵ケースに並ぶ卵のようにきれいに焼かれていますが、こちらは豪快な串刺し。中にシーズニングが入っていて、味付き殻付き硬焼きプリン、のようなぷりぷり食感です。この串刺しは3個で2000R(40円)。うまーいです。
注2 日本に研修に行った彼は研修チームのみんなと、日本食を作ってみよう!という体験をしたんだそうです(研修日程に組まれているらしい)。そんなことまで研修日程でするのか・・・ほんとにすごいな。
注3 5月の休日、連休の多さの余波でラボは大忙し。でも実は、私事ながらその日誕生日で、それを知った同僚がプリンター直った嬉しさもあいまって、「バースデイ!?びあびあ、ぱーてぃぱーてぃ!アフタヌーンビア!」ときゃっきゃ言い出し「だから単語を二つつなげれば良いってもんじゃないと・・・、てゆうかおい、午後仕事しない気かい」と言う私を尻目に本当に3時過ぎ、ラボの冷蔵庫からビール持ってきた。なぜある。でもバナナフライと青パパイヤサラダを買ってきてもらったので飲んじゃいました。環境省に水質測定を出している皆さま、仕事が遅れてごめんなさい。さらにそのままMoEの近所に呑みに行っちゃった(画像下、生蟹、10000R)。渡り蟹の刺身、うまかった・・・。もう一度食べたいよ。