カンボジアイケメン

タイトルに想像されるような浮かれた話でもありません。ごめんなさいね。
  プノンペンでは大きな交差点の角には必ずといっていいほどおまわりさんがいます。このおまわりさんは大概水色の服を着ています。仕事してるんだかしてないんだかわかりませんが、たまに車を止めて罰金払わせたりしてます(注1)。あとモトドライバー(バイクタクシーのドライバー)と遊んでたりします。木陰ですずんだり、新聞を広げたり。暢気なおまわりさん。
  私の住んでいるエリアにはこのおまわりさんとは別に、カーキの服を着たおまわりさんがいます。仕事は、時々バイクやトゥクトゥクや車を止めること。停まっているそれらの前を、サイレンのなったパトカーに先導され、黒塗りの車や、バスや、いろいろ走っていきます。つまり、なんか偉い人がとおるときに交通整理をする役なのだろう、くらいの認識。

  どう違うの?と確認してみたところ、水色おまわりさんはトラフィックおまわりさん、カーキ色おまわりさんはセキュリティおまわりさんでした。つまり、要人が通ることが多いエリアだからカーキ色おまわりさんか多いということか。

  さて、タイトル。カーキ色おまわりさんは、水色おまわりさんに比べて、少し若くてやたらとスタイルがいい。しゅっとしていて明らかに鍛えられている、ガタイのいい人たちなのです。なので見ていると、おお、かっこいいなー、と思うのです。くそ暑いのに制服びしっと、ブーツもメットもだから余計そう見えるのかも。なぜ汗をかかないのか・・・。  さてある夜のこと、バルコニーからぼんやり外を眺めていたら、おまわりさんたちは夜中まで仕事してるのですが、一人が警棒を振って車をよけながら、道の真ん中をのんびり歩いていた。なんでかな・・・?とおもってみていると後ろから松葉杖のおじいさんが。
  あのおまわりさんは、おじいさんの道路横断の先導役だったのかー。ふだんは何の仕事をしてるんやらわからないおまわりさんたちですが、イケメンな仕事をしてるじゃないか!というお話でした。

もう一人、身近なイケメンがラボにたまに出入りしてるんですが、こちらは見た目が良い男、と言う意味なんだけど、カンボジア英語ですごい勢いで話しかけてくるので面食らいます。ただカンボジア人の同僚にもイケメンと言われていたので認識は共通のようだ。日本人の友人の話では、カンボジアでイケメンを見つけるのはかわいいカンボジア女子を見つける360倍難しい(注2)らしいので、貴重かもしれません。日本人には難しいテンションですが。あとなんか、大概の場合歌ってる。何かを歌ってる。仕事してるんかなこの人・・・?


注1 もうなんか、止められたら運が悪かったね、位のはなしかもしれません。先日同僚のバイクがとめられているのを見た。みんな一通りの抵抗を試みるが、罰金を払わずに済んだ人は知りません。
注2 360倍という数字を、民族構成や年齢別人口比率から導き出した根拠を聞きたいところですが、理系はこれだからめんどくさい、と思われるのもなんなのでやめます。冗談ですよ。画像は水色おまわりさん。こちらのおまわりさんはみんな自分の好き勝手なバイクに乗っているので、制服でしかおまわりさんとわからない。逆にモトドライバーがPOLICEとかいたカッパを着てたりして、それは怒られないの・・・?とか。やっぱいろいろなぞだー。

あ、今入ってきた情報です。同僚が明日は休日か否かでもめている。カレンダーによって休日とそうでないのとあるとか。そんなことあるかい!とおもったけど、いや、あるのがカンボジア。カレンダーじゃなくて勤務表見に行ってきなさいよ!