若者でおおにぎわい

このブログはそもそも読んでいる人が、自分が情報を伝えた学校関係者以外には誰がいるかわからず、基本的に何を書いても反応はないので超一方通行ブログなのですが、それに先週末あたりから大忙しで、ブログ書いてる場合じゃねえよ、てサボってたのですが今週もサボろうかと思っていたところに学校関係者の思わぬ方から、事務的な連絡事項とともに、読んでます!というメールをいただいたので「サボろうとか思っててすみませんでした!」と反省しました。ええ、私信です。すみません。

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先日、チーフが、「金曜から4-5日かけて他州にサンプリングに行くけどおまえいくか?」と聞いてきた。すっごい行きたい、すごい行きたいけど今行ってしまったら私の8月はじめ締め切りの論文はきっと提出できず、7月中のノルマにしているGCMSの作業もきっと終わらない・・・と泣く泣くあきらめました。さすがに土日を使っているとはいえ、5日間つぶれるのはムリだ・・・。チーフほか、2名の同僚がそのサンプリングに同行したため、先週末から今週の初めにかけて、ラボはかなり静かで、デスクワークもかなり集中して出来ました。

・・・・で、出張組みが帰ってきて何が起こるかといえば、いつものとおり、その間に溜まっていた仕事の余波で大忙し期間。しかも同じタイミングで、大学生の若者が5人ほどインターンシップに来ているときた。若者は疲れを知らないので、朝は早くから、昼休みは短く、夕方も同僚たちが帰るまで、べったり仕事をする。ただでさえ忙しいところに、まあ、仕事のサンプルを使って学生への説明はすればいいんだけど、作業中に学生からの質問がひっきりなし。私には言葉がわからんが、おそらく「なんで?どうして?それは?でもでも・・・(注1)」同僚たちが作業をしながら、でも質問には答えなきゃいけなくて徐々にテンパっているのがわかる。ほっほっほ、いつもの私の「ムキー!」を君たちは今実感しているはずだ!だってカンボジアの人は簡単に何で、どうして、を聞くんだ、学生はきっともっとのはずだ。自分で調べて!を言いたいこともあるが、調べ方を教えるのも面倒なんだ。わかるだろう、私の気持ちが。ほっほっほ。

一日中働いたって、学生は若いから疲れませんが、つきあう同僚たちは大変だ。出張から帰ってきて疲れている人たちはもちろん、みんなセカンドジョブだってあるし、一日ずっとラボにいられる同僚は限られてる。今日は朝から付き合っていた一人が音をあげて、昼休み、「おれは具合が悪くなった、薬買って家に帰る・・・」といって帰っていきました。病人(?)も出ちゃったインターンシップ、20歳のかれらは1ヶ月滞在するらしい。どうなるんかしら、と思いながら、日本人はいつもより活気のあるラボがちょっと楽しい。

ええ、当然、同僚がまだ帰ってこない昼休みに学生を全部つかまえて、無理やりGCMSの説明を聞かせる、という押し付けインターンシップをしました。同僚が帰ってきて水質実験が始まったら、学生と一緒になって、何で!どうして!とやります(同僚を助けません)。学生たちは大概はずかしがりやさんで、言葉も通じないのもあってはじめはなかなかなじまないのですが、そこはラボに長い時間いる日本人、だんだん打ち解けてきました。そもそも学生たちにとって、私は「環境省の偉い人たち」ではなく、「何でかよくわかんないけどいる日本人」だしね。若い子って言うのはよく喋って、よく笑って、よく動く。カンボジア人はもともとよく喋ってよく笑うけど、大学生は特にそうだ。そうだった、そうだった、ちょっと日本の学生たちを思い出した。それに5人のインターンシップ生、4人が女の子だから職場が華やかだ。私がレンチ持ってようと、エンジニアとグリースでべたべたの手をしてようと華やかだ!

そして、ただでさえ大所帯のかふぇタイムは学生を加えてさらに大所帯に。学生を前に、同僚のいたずら好きはさらにいたずら好きに、話し好きはさらに話し好きに。なんか若者ってのは人を元気にするんかな。残り3週間ほどか?この喧騒の中で暮らします。

注1 日本でも繰り返される学生からの言葉。学校では、わからないときには自分で調べなさい、を乱発。前文、「わからないときには自分で調べなさい」、はあえて句読点をうってません。ダブルミーニングです。どちらと思われるかは読む人次第で!
注2 わたしのところの学生も海外インターンシップでこの国に来るのだった。今いる彼らとほぼ同じとしだな。会わせたら仲良くなるかしら。