カンボジアお料理教室 第二回 海鮮を食べよう!

お呼ばれで「仕事が終わった後の食事会をオフィスの床で開催しちゃうぜ、その際食べるものはオフィスの前の道路で炭を起こして焼くぜ」という日本ではできなそうなお食事会に参加してきました。日本はいろいろうるさいからなあ・・・昔は大学の研究室でも鍋やったりビーカーで水割りを作ったりしたんだけどなあ・・・(注1)

カンボジアお料理教室とタイトルを打ったからには料理の話をしないと。この日のメイン食材は海鮮でした。では材料から。

材料
・シアヌークビル(近年開発著しい海辺のリゾート)直送のバケツに入った貝 ・・・大量
・シアヌークビル直送の海老  ・・・大量
・シアヌークビル直送の・・・・しつこい? イカ  ・・・大量
(注)シアヌークビル直送が手に入らない場合は近場のプサーで調達しましょう。海老だと1キロ6から7ドルくらいです。イカだと1キロ5から6ドルくらいか。どこで調達しても元はおそらくシアヌークビルです。シアヌークビルで取れた海鮮は夕方からプサートメイ(セントラルマーケット)に並ぶので、予想外に夕方が一番新鮮なもの(プノンペンでは)が手に入ります。

調理法
会社の前で炭をおこします。雨季の今、いつ雨が降ってくるかわからないので、ひさしの下がよいでしょう。バイクに近いところでやるとバイク命の普段温和なカンボジア人が怒るので気をつけましょう。

貝を焼くための網と、海老をゆでるための七輪にそれぞれ炭をセットします。

好きなだけ乗っけて焼きます。海老は色が変わったら、貝は口が開いたら早速いただくのがカンボジア流です。はっきり言ってまだ火が通ってないと思います(特に貝)。日本人にはおそらく少し食べるのがきついでしょう。だからカンボジア人の「もう食べていいんだよ!」「なんでこんなになるまで焼くの!」という攻撃に耐えながら、しばらく粘って焼きましょう。

海老も、もう少しゆでてよ!と思うこと請け合いなのでついでに網に乗っけて少し焼いちゃいましょう。炭の香りがする海鮮というのは何だってこんなに幸せな気分になるんだ・・・。

ちなみにこの日のメニューは他にパパイヤサラダと牛肉の串焼き(買ってきたもの)、ご飯とパンと飲み物でした。仕事が終わってからオフィスで一人10000リエル(2.5ドル)ずつ集めて材料調達をしたそうです。仕事が終わってからを強調していたが、絶対夕方から何人かは食材調達が仕事だったはずだ(注2)。

日本人が変なことを(彼らにとって)やると総攻撃でいろいろ言われますが(おせっかいという名の親切です)、海老はチリソースより塩コショウがおいしいんだって!と言い張って食べるのがよいと思います。次回のカンボジアお料理教室はカンボジアの朝ごはん!(予定未定)

注1 大学の卒論ではあまりの過酷さに実験室泊り込みとかしてましたが、先輩とビーカーで水割りを作って呑みました。ビーカーは目盛りがあるので水割り作りやすいね、とか言ってましたがその台詞は普通でない。それにビーカーは食器と違って多少割れても使うので気をつけないと少し危険。先輩のオヤジさんが銀行のお偉いさんで、お中元などに届いたバカ高い酒を蒸留水で割って飲みました。下戸のオヤジさんにあほみたいな値段の酒を届けるなんて、大人は馬鹿だねえ・・・と先輩と話したなあ。あのときの先生、鍋に呼ばなくてごめんなさい(晩酌を謝罪はしていない)。
注2 ここにはもともと注2に対応する注釈が書いてありましたが国家機密漏洩罪に問われるといやなので削除しました!幻の注釈に。えへへ。