なんかの行事らしいんだけど・・・

朝の市場の雰囲気がなぜかいつもと違う。果物売りが多いし、蒸しケーキのようなお菓子を大量に売っていたり、今日は花屋も多い。こんな日はだいたいなにかイベントがある日なのだ。案の定、職場に人が来ない。9時を過ぎて同僚が一人、書類をかいているだけで、彼も、みんなこないねーという。そこからしばらくしてまた同僚が一人、来はいいけど「ああ、やっぱりみんないないよね!じゃあ、今日は午前中帰るわ!」と確認だけして帰ってしまった。帰る前にとりあえずひっ捕まえて事情を聞いたらば、お祈り、雨季の水のお祈りをする日なんだよ、英語でなんてゆうかわからんよ、というとてもアバウトな返事が返ってきた。

お昼ご飯をどうぞ、と招待されたカンボジア人家庭で、なんとなくお祈りのだいたいがわかる。ご先祖様においのり、お供えを決まった料理と並べておいのり、それから家の守り神にもおいのり、家の前では火をたいてお札や偽物のお金を燃やす。みんなでお供えと同じご飯を食べる。だいたいがわかったような気がしたがなんだかはやっぱりよくわからん、お祈りしろといわれたのでお祈りしよう。このご飯を食べます、と言われたのでごちそうになる。流れ流され宗教行事(たぶん)。よく見るとお寺や町中の家の前でみんな火をたいている。すごいな、お正月とかお盆とかと同じくらいのお祈りみたい。

そりゃあみんな仕事しないよな、特に今日は金曜日だもん、と納得しながら午後の仕事をしました。ゆっても誰もいないので、私の仕事のメインも同僚がくれたモスキートラケットで蚊と対決!雨季の行事のある時期、ラボには蚊が相当増えているのです。なんの行事かよくわかんなかったけど、お祈りしたし、おいしいご飯食べたし、なんとなくよい金曜日!みなさんもよい週末を。

注1 画像はお呼ばれした先で火をたく子供、お供え物と、お供え物と同じごはん。朝の市場で見た蒸しケーキのようなものはお供えに必要だったんだね。スープはこういった行事の時だけ作るらしいが日本の煮物のような味付け。椎茸の出汁がきいて、鶏肉と合ってておいしかった!食後のフルーツにザクロがあった。ザクロ、久しぶりに食べたけど、南国植物ぽくないけどこれもおいしかった!行事の名前がわかったら追記します。わかる人がいたら教えてください。

追記 行事の名前は ぼんさえんくばるたっく でした。日本語に直すと、水の頭のお祈りのお祝い?なんだそれは?たぶん「頭」の部分が「神様」的な意味合いなんだないか。水神様のお祭りか。聞くと中国のお祝いだそうです。カンボジアではカンボジアのお正月やお盆、雨季の終わりの行事などと同じくらいの規模で中国のお正月やその他行事を祝います。