パラボラー!!

今回は物欲の話。もともと物欲はあんまりない方なんですが、カンボジアに来る前から、来てから、ずっとほしがっていたのが画像のソファー。ぱっと見ソファーだかなんだかわからないこの椅子は、パラボラチェアーとか言うらしい。そして今回自宅に導入!わーい。

カンボジアの海辺の町、シアヌークビルには海岸でソファーに座りのんびりする観光客がたくさんいます。その観光客に大人気(と私が思っている)のがパラボラチェアー。名前の通りパラボラアンテナのような放物線状の、浅いボウルのような椅子です。円形の大きなクッションを乗っけて、真ん中に丸まり込むとものすごーく快適です。

シアヌークビルの海岸にはこれでもかとあったこの椅子、プノンペンの飲食店ではほとんど見かけないのです。たまーにあるんだけど。あんまりこの椅子が好きなので、この椅子に座りたいがために、たまにおいてあることがわかっているオープンエアの飲み屋に囲まれたモール(注1)に出かけるくらい。なんで?どうして?あんなに快適なのに!と思っていたのですが自分で入手してみてわかった、でかいんです。とにかくでかい。私のものは直径120センチ、クッションの直径は140センチ、友人のちびっ子女子がすっぽり隠れるサイズ。これは町中の店にあったら邪魔だわ・・・。だから海辺だったのか。だからオープンエアーのフードコート型の飲み屋にしか無かったのか。

それに、こちらの建物はアパートなどの階段が案外狭いので、うちでもこの椅子は運ぶことができずに、大家さんのベランダから私の家のベランダにひもでくくって吊り上げた!私一人の力で簡単に上がる椅子、ラタンなのでとても軽いのです。なんつうか、こっちの椅子や机が軽い素材でできている理由まで今わかった気がしたぞ・・・?←たぶん勘違い。

ともかく、なんとも快適な椅子を入手、気を抜くと一日椅子の上で丸まっていられそうな気分になりますが、カンボジアで引きこもりにならぬよう気をつけます。

注1 わかる人にはわかるだろうパスター通り(St.51)のあのモールです。あそこだけはなぜかこの椅子がたくさんおいてある店が一件ある。きっとオーナーが私と同じこの椅子のマニアに違いない・・・。
注2 画像は導入された椅子。何か大きさのわかるものを置こうかとも思ったんだけど何を置いていいかわからず。シアヌークビルに行ったときにおなじ椅子で眠りこけていたレストランのウエイターとそれを眺める欧米人らしき観光客をみて、わたしも欧米人らしき観光客の心の声「仕事しろよ!」を思いました。でも気持ちはわかるよ!