休日出勤で実験

滞在も折り返しを過ぎたのに作業がなかなか進まないので、しょうがねえなあ、と休日も出勤することにした。追い詰められないと動かないよろしくない性格。テスト勉強は早くから始めた方がいいしレポートは提出日の1日前に仕上がっているといいよ。説得力一切無いけど。

そんなわけで平日と同じ時間に休日、職場にやってくる。当然ほかに出勤する人はないわけで、駐車場(と言っても省の前の道路)もがらがら、いつものガードマンさんたちもゲートの中でハンモックでテレビを見ている。オフィスのドアの鍵を開け、中に入るとなぜか電気がついてる。昨日最後に帰ったのも私のはずなので私が忘れたのでなければ誰かが来ていることになるが、自分で昨日ちゃんと電気を消したか記憶が危うい。だめな記憶の持ち主だなー、と凹んでいると、同僚の親子がやってきた。市場でご飯を買ってきたようだ、と言うことは先にここに来て電気をつけたのは彼女だ。よかった、私は昨日電気を消して帰ったぞ!←記憶が危ういことは解消されていない。

さて、同僚の親子、なぜ親子かというと、同僚の女性には小学校高学年か中学校に入ったくらいの年と思うが、かわいい女の子がいて、彼女がよくお母さんである同僚の職場、つまり環境省のラボに来ているのだ。学校の帰りとか、学校がない日とか。おそらく今日も、休日出勤のお母さんと一緒に職場にやってきたのだろう。

何で休日なのに実験に来てるの?はお互い様なのだが、きっと急ぎの分析でもあったんだろう。彼女ともう一人しか出来ない分析は、そのもう一人が地方で会った事故の処理(注1)にかり出されているのできっとしわ寄せで休日出勤なんだろうな、という、まあこれは想像だ。朝ご飯を娘とのんびり食べて、彼女は実験に行った。

私もしょうがねえなあ、とか言ってないで休日だろうがなんだろうが仕事しないとな!(注2)一週間は7日しかないので、その5日を働くか、6日を働くかはものすごい仕事の量が違うだろう、と自分に言い聞かせてみる。私は仕事しかしてないし。彼女は仕事もお母さんも奥さんもしてるんだから。

カンボジアはこの週末から盂蘭盆会。プチュンバンと呼ばれる大きなお祭りで、大型連休になります。プノンペンからは田舎に帰る列が出来、みんなお寺に行き、旧交を温めるべく男どもが酒を飲み、若者が連んで走り回り、そんなわけで治安が若干悪くなるかもしれないから気をつけてね、という連絡を読む。そうなのか。役所も当然お休み。5連休だ。このタイミングで5連休したら・・・いやあ、やばいな。というわけで日本人は一回お寺に行くくらいにしようと思います。

注1 地方での事故にからみ連絡が入り、管理職の偉い人とともにラボメンバーも何人か派遣される。
注2 最終的にこの休日に私が会った同僚の数は5人+お子様でした。みんななんだかんだ休日に仕事をするんだよなー。まあたまに祝日に間違って通勤してくる人がいたりもするが。