チャイルドシートを使いましょう

これがクルマの話じゃないんだよね。

カンボジアでは一番たくさん走っている乗り物はたぶんバイク。それも125CCのスクーター。それに、最近見かけたものだと、最大6人くらい人が乗っていることがある(注1)。たぶんそんなに乗っちゃいけないんですが、とめたところでどうにもならんので、警察も気まぐれにとめたりとめなかったり。確か本当は2人乗りまでなんだよな。ただ、他に移動手段がなく(注2)公共交通もないカンボジアでは、家族を全部バイクに積んで走るお母ちゃんやお父ちゃんを見かける。ドライバーの父親の前に子どもを一人、後部座席の母親とドライバーの間に一人。カンボジアのバイクは親子連れ四人乗りが多いねえ。

で、この間見て感心した画像、これは、バイクに固定された椅子、です(駐車中なので座席にメットがおいてある)。そもそも子どもを膝に積んでバイクに乗っちゃ駄目でしょ、と言う議論はしても仕方ないので、それでも積むなら少しでも安全に、と言う苦肉の策、バイクにチャイルドシート、です。よく考えたな・・・というか本当に綺麗に収まっているな、子供用のちっさい椅子が。

本当にこれが安全かと言われればやっぱり、子どもを2人も3人もバイクに積んで走っちゃ駄目だろ、としか言いようが無いのだが、座席にたちハンドルに手をかけて立ち乗りする子どもをおとなしく座席に座らせておく方策なんだろうなあ・・・。毎朝のようにバイクの事故のニュースを見るので、なんとか安全な移動手段が、そのシステムが構築されてほしいなあ、と切に願う。でも、クルマが増え、バイクも増え、交通渋滞が慢性化している市内では、相当むずかしいだろうなあ。

注1 結構いろんなものに慣れたけどさすがにびっくりした。小学生くらいの男の子は一人、ドライバーの父親と向かい合う形でヘッドライト側からバイクにまたがっていた。どの国も小学生男子ってのはなんかありえんことをするんだな・・・。
注2 移動はトゥクトゥクとかシクロ、バイクタクシーで。学生もそれらを学校の行き来に使ったりします。後はバイクのある友人と乗り合いとか。先日カンボジア人の一家族をご飯に招待、全部で15人になるというのでどうやってくるのかな・・・と思っていたら、トゥクトゥク1台できたよ・・・。いくら子どもが4人とはいえ、よく乗れるよね、すごいよね、カンボジア人。外国人のトゥクトゥクの定員は法的には2人までですからね、無理しないように。