体温計

ベトナム、ハノイはプノンペンから結構北にあるから涼しいんじゃないのかな、と思って行きましたが、思ったほど涼しくありませんでした。実際滞在中は結構あついな・・・と思っていた。ただ、最終日だけは、ホテルを出たらこちらに来てから体験したことのない寒さ。いや、正確にはカンボジアの避暑地、ボーコー国立公園(1000m越え)で似たような気温の体験が1度あったか・・・そのくらいの寒さ。前日夜に降った雨が原因だったようだ。なんにせよ、やっぱり緯度が違えば気温は相当違うのだな、と再認識。

で、戻ってきたプノンペンはまだまだ暑い。4月、5月の人間が暮らせる暑さじゃないよ!と思っていた頃に比べればましだが、それでも時々あさからげんなりするような暑さになることがある。先日の、気がついたら風邪を引いていた(風邪を引いていることに気がつかなかった)一件で、体温計を買った私は、最近、なるほど、ということに気づく。

電子体温計の表示は何度から「Lo」でなくなるかご存じですか?たぶんメーカーにも寄りますが、32℃か33℃くらいだと思います。脇の下に挟み、液晶を眺めていれば、33℃くらいから数字がだんだん体温に向けてあがってくのが確認できると思う。体にあてて、初めて数字表示が出る、これが通常の体温計の認識。ある朝、体温を測ろうと体温計をケースから出したら、そこにはすでに数字が表示されている。・・・そうかー、朝7時半、プノンペンの私の家は33.1℃らしい。なるほど、プノンペンでは体温計で気温が測れるのだ。

よかった、4月、5月に体温計を持っていなくって。毎朝げんなりしたに違いない。きっと昼には体温計の初期温度が体温より高く、脇に挟むと下がっていく仕組みになったに違いない。涼しくなってきたプノンペン、まだ倒れないように気を付けなければいけないけど、水汲み(実験用試料の採水)なども相当楽になってきました。走ったりしなければ川風に吹かれて汗もでません。さて今日も、メコン川に採水に行こうか。