ご近所で道路工事

11月9日はカンボジアの独立記念日でした。職場のそばには独立記念塔があって、おそらく11月9日を挟むイベントに向けて夏からずっと改修工事をしていた。あ、ここで夏と言ったのは8月ぐらいって意味です。カンボジアはいつでも夏。独立記念日を前にその工事も終わり、毎日記念塔が綺麗にライトアップされているなー、と思っていたら、ある日を境に、独立記念塔を回るロータリーを基点に、リバーサイドに向かう一方通行の大きなロータリーでやたら渋滞が起きやすくなった。職場からの帰り道、渋滞過ぎて道が渡れない。なんでこんなことになってるんだよーう!と思っていたが、どうやら道路工事のためだったようだ。一車線づつ、順番に一定のスパンでアスファルトの全面張り直しをしている。

工事は路盤はそのままを使いアスファルトの表層だけを再舗装するもの。でも全面だからかなりの規模。そして人力。アスファルトは熱いので、おそらく支給の全員同じ靴(安全靴)を履いた作業者がトンボのようなもので広げている。その後をマカダムローラーやタイヤローラーで仕上げ。作業中のところにはもちろん入っちゃ駄目なんだけど、いくらアスファルト舗装はできあがりが早いとは言え、仕上がり後もしばらくは車も人も入れない・・・筈がここはカンボジアだから、バイクはどこでも通りたいし、回り道をしていたら暑くって疲れちゃう。そもそもカンボジア人は歩くのが嫌いだから遠回りなんかしたくない、というわけで、作業している人とそこを抜けたい通行者の攻防があちこちで。

結果、本当ならもうちょっと通行止めにしておいた方が良いのに、もう良いの!?と言うスピードで道路が再解放される。環境省の前も工事してたんだけど、ひもがもう張られていないから大丈夫なんだろう、と足を踏み出したら、ビーサンがぺったりくっつく。うえぇ!?と思いながら必死で次の足を踏み出す。舗装区間を抜けてもまだ、ぺたぺたしながら必死で進む。何かすごいトラップに引っかかった気分だ。一応振り向いてみたけど、足跡は残ってませんでした。なんですか、カンボジアの作業者は、クリティカルなラインを見極める術か何かをもっているのか・・・・?

独立記念日がおわり、イベントも終わったので道路は静かになり、綺麗に走りやすくなった道が残りました。強いて言うなら問題は、穴の開いていない、綺麗になった道路はバイクも車もスピードを出しやすく、歩行者の危険は増大!と言うことだ。ますます、道を渡るときには気を付けよう!

さて、これを書いているいま、11月20日はASEAN会議の真っ只中で、実は昨日から今日、カンボジアの省庁、主な大学、学校などは休みになっています。同僚の先週の訴えは確かなようで、ASEANの最中は偉い人の車が道を通るたびに警察が通常の交通を止め、そのたび大渋滞が起こるので、おそらく交通渋滞緩和のためにトリップ自体を減らそう、といろんなところを休みにしたんだと思います。そんなわけで、月曜日と火曜日は休みだぜ、を金曜日に突然知らされ、またそういうことを!とムキー!となりましたが国の方針なので仕方ない。一人休日出勤中です。環境省のラボはみんな毎日たわいもないことをよく喋っているので、一人だとさみしいなあ・・・。