1月7日とか 

お盆を使って小旅行に出かけた海沿いの街で気がつく、この街にもプノンペンと同じ地名があるぞ・・・?こういったことは今回に限らず、カンボジアには結構同じ地名の場所がある。で、今回気になったのは7 Makaraという地名。そのままだと1月7日なんだけど、なんで?なんで1月7日なのか?何か理由がある日に違いない、と調べてみると、どうやら1月7日は、カンボジアのポルポトレジュームからの解放の日の関連だそうだ(注1)。そう言われてみると、この名前、地名だけじゃない。レストランにもある。これが良い、となるといくらでも繰り返すカンボジアでは、同じ地名、同じ名前の店、たくさんあるのだ。独立記念日の11月9日は名前であんまり見ないけどな・・・?まあいいか。

縁起が良い、というのはカンボジア人にとってとっても大事らしい。日本でもこだわりの数字が並ぶクルマのナンバーや、語呂の良い電話番号などは入手が難しい都聞いたことがあるが、カンボジアの電話番号でも高価なものは非常に高価らしい。たぶんお金持ちの偉い人が使っているんだろう、と想像できるけど、一方でお金持ちの偉い人はその番号がばれないように、非通知(というのがカンボジアにもある)で電話をしてくる。・・・それは、高い金だして良い番号を買う意味があるのか?良い番号は高い、そして覚えやすい、だからお金持ちが買うけど偉い人や有名人はそれを人に伝えられないと言う謎のジレンマ。

私が一番わからない縁起の良い話は168。カンボジアにいる人なら、168と言う数字、そこら中で目にすると思うのです。ソリヤバスは168がマークになっているし、168レストランもそこら中にある。なんで168なのか、と聞くとやっぱり、良い数字、という返事が返ってくる。仏教の?何の良い数字なの?と聞いても、わからん、昔から良い数字、といわれて終わり。カンボジア人は私の「なんでどうして」にイライラするだろうが、わたしは仕事柄「なんでどうして」がわからないとイライラするんだよ!というわけで、168の謎を知っている人は教えてください。残り少ない滞在期間に出来るだけカンボジアの謎を解いてすっきり帰りたいが、いればいるだけ謎が増える国なんだよな・・・。

注1 1979年の1月7日、カンボジア救国民族統一戦線がカンボジアの首都プノンペンに侵攻。ポル・ポト政権(民主カンボジア)が崩壊。
注2 画像は168。いっぱいあります。知人の会社の社長は車を新しく買ったのだが、ナンバーにこだわりそのナンバーを買うのに1400ドル払ったそうです。わからん。まったくわからん世界だ。